日本国内でキャラクターグッズの企画・製造を手掛ける株式会社カネバン(東京都青梅市、代表取締役 金子弘行 以下カネバン)は米作を主事業とする農地所有適格法人 株式会社ちーの(福島県浪江町、代表取締役社長 ナカヤチ美昭 以下ちーの)の49%の株式を取得いたしました。
■子会社化の背景
カネバングループでは以前よりプラスチック成形による商品製造に力を注いでおり、その中でもバイオプラスチックを使用した商品の設計/製造/販売のノウハウを培ってきました。
バイオプラスチックの原料となるお米等を環境負荷の少ない栽培方法で生産しているちーのをグループに迎えることで、原材料の生産から製造、販売までを一括で行うことが可能となります。
また、ちーのが企画する生分解性農業資材の製造をカネバングループで行うことでのシナジー効果が期待できます。
■グループ展望
既に製品化の実績があるちーの生産のお米を原料とするバイオプラスチックをグループのコア商材であるキャラクターグッズに用いる事で、国内だけでなく需要が高く、環境意識の高い欧州へのグッズ輸出を狙います。
フィギュアの完全国内生産計画の一環として、バイオプラスチックを使用した「原料を含めた完全国産フィギュア」の開発も平行して進める予定です。
■農地所有適格法人 株式会社ちーの
福島県 浪江町に本社を置く農地所有適格法人。
震災後、休耕田や耕作放棄地となっていた農地を生かしバイオプラスチックの原料となる【お米】を生産する。
お米由来やその他未利用のバイオマスを活用したバイオプラスチックを使用した農業資材の企画も行う。
環境負荷の低い農業資材は勿論、再生二期作や非水耕栽培、ドローンをはじめとする農業機械の自動運転等の先端技術を農業に取り入れ、主食用米、酒米などの生産にも取り組み、農業分野におけるカーボンニュートラルを目指す。